四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(1月6日発表)
川崎汽船(9107)
川崎汽船(9107)の大手3社の当期純利益は、前年第2四半期を大きく上回った。ランキング1位の日本郵船は前年同期比1.7倍の7060億円。商船三井、川崎汽船に至っては同2倍以上だ。海運市況は下落するも、輸送需要は旺盛だった。
NSユナイテッド海運(9110)
中堅海運各社も順風満帆だ。大手3社に続くのは、ばら積み船が主力のNSユナイテッド海運(9110)。同社の当期純利益は前年同期比2.2倍の194億円。売上高の約9割を占める外航海運事業の利益が円安で押し上げられた。通期でも利益を積み上げて、今2023年3月期は2期連続の最高益更新を目指す。
飯野海運(9119)
飯野海運(9119)の当期純利益は144億円。前年同期比では3.5倍だ。ケミカルタンカー(メタノールやベンゼンなどの液体化学製品を運ぶ船)などの市況が堅調なうえ、円安も追い風になり、第2四半期(2022年4~9月)終了時点で、前年に記録した過去最高益の125億円を超えてきた。同社発表によれば、今2023年3月期の当期純利益186億円に到達しそうだ。