四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(4月15日発表)

トヨタ自動車(7203)

市場はこれまで、為替介入ラインは1ドル=152円にあるとみてきたが、結局153円になっても日本の介入はなかった。「首相が国賓での訪米期間中に為替介入はない」というのがもっぱらの噂だったが、この噂に真実味があるとしたら、帰国後介入(つまり15日から)の可能性が高い。トヨタ自動車(7203)の株価が先週末、円安の中でも伸び悩んだのは、このあたりを警戒したのかもしれない。

ニデック(6594)

今週はアメリカ側に注目企業が多いが、一方で日本は来週23日のニデックまで、注目企業の決算はない。ニデック(6594)の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)が2024年度の為替をどう読むのか興味津々だが、今週ばかりは日経平均は材料不足で弱含みにならざるをえないかもしれない。

ルネサスエレクトロニクス(6723)

自動車向け半導体メーカーのルネサスエレクトロニクス(6723)が19期ぶりに配当を実施した。1兆5000億円水準の売上高が定着しつつあり、前2023年12月期の当期純利益は3000億円を突破。配当の原資となる利益剰余金も潤沢であることから復配を決定したようだ。同期の1株当たり年間配当金は28円、総額497億円の配当規模となった。