四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(2月6日発表)

三ツ星ベルト(5192)

5000番台でも、低いPBR(株価純資産倍率)を意識した資本政策を実施・検討している企業がありました。一方、三ツ星ベルト(5192)には、「【配当性向】100%方針は次期中計で見直し、来期以降60%強メド移行か」とあります。一見、株主還元が後退し、株価にとっては悪い材料となりそうな動きですが、あとの記述に「国内外で電動パワステ用ベルト生産ライン増強」とあります。

続けてディスコ(6146)

半導体の話が出たので、続けてディスコ(6146)をご覧ください。半導体の切断装置で世界首位の企業ですが、「生成AI向け牽引」という言葉があります。生成AI(人工知能)向けの製品では、やはり半導体に注目すべきではないかと考えています。

SMC(6273)

時価総額の大きな銘柄も中国の影響を受けています。空圧制御機器で世界首位のSMC(6273)も右側の見出しは「反落」です。「中国景気低迷で好採算のEV向け数量減」と厳しいようですが、2025年3月期は欧米向けが伸びてくるそうで、半導体関連も下期に回復する見通しとのことです。中国景気は依然として厳しいものの、その他の地域で回復感が見られる点や、4000番台でも確認したように半導体の回復が来期の業績回復を牽引していく可能性があります。